Type — 守る人たち
ESTJ
回す人
16Personalitiesでは「幹部」と呼ばれるタイプ
役割と期限を決めて、確実に前へ進める
回す人(ESTJ)は、役割と期限を決めて、確実に前へ進めるタイプです。「良い」とされる関わり方をそのまま真似しても、うまくはまらないことがあります。それは、そのやり方が別のタイプの人柄に合っていたからかもしれません。このページでは、回す人だからこそ効くやり方を、場面ごとにまとめました。
自分のタイプを診断する →01ESTJの4つの軸
4つの文字は、それぞれ次のような傾向を表しています。
話しながら考えがまとまる。人と会うほど元気になる
外向(外向/内向)
事実と経験を信じる。具体的な手順があると安心
現実(現実/直観)
筋が通っているかで決める。正直さを大事にする
思考(思考/感情)
先に決めると落ち着く。予定どおり進むのが気持ちいい
計画(計画/柔軟)
02回す人の活かし方
人に効いたやり方が、あなたにも効くとは限りません。回す人だからこそ効くやり方です。
強み
- 段取りと分担を決められる
- 決めたことを最後までやりきる
- 問題をはっきり指摘できる
あなたらしい関わり方
「誰が・何を・いつまで」をはっきりさせると場が動きます。指摘の前に一つ認める一言を添えると、反発されずに通ります。
やめていい「正解」
相手に合わせて遠回しに言いすぎること。あなたのはっきりさは、迷う人の助けになります。
消耗しやすい場面
決まらない話し合い、ルールを守らない人、責任のあいまいさ。
ストレスのサイン
全部を自分で管理しようとして、人に任せられなくなったら黄信号。
回復のしかた
成果がはっきり見える作業(片づけ・運動の記録)。信頼できる仲間との食事。
ひとつだけ伸ばすなら
指示の前に「どうやるのがいいと思う?」と聞いてみる。任された人ほど、期限を守るようになります。
力が出やすい役割
現場の責任者、進行管理
03回す人の成功の仕方
地位・評価・お金。人の成功法をなぞるより、回す人の型に合った上がり方があります。
地位・立場の上げ方
人と期限を預かる役を早めに取りにいく。小さな案件でも進行管理を引き受け、予定どおり終わらせた実績を三つ積むと、管理職の候補として名前が挙がる。
評価・名誉の得かた
「あの人が入ると締まる」と言われるのが強い評価になる。立て直した案件の前後の数字を並べて報告する。任せたメンバーの成長も一緒に伝えると、人を育てる力も認められる。
稼ぎ方
役職が上がるほど収入が伸びる会社で、管理職の階段を上がるのが合う。転職なら管理の経験を数字で語れると年収の交渉が通りやすい。独立なら現場を持つ事業の経営が近い。
成功を遠ざける落とし穴
自分のやり方を正解として押し通し、部下が育たないこと。上に行くほど「任せた成果」で評価される。週に一つ、やり方を部下に決めさせる仕事をつくる。
04回す人の仕事の選び方
向いている仕事の例と、職場を選ぶときに見ておきたいこと。
向いている仕事の例
合う働き方・職場
役割と権限がはっきりした組織。目標と評価がつながっていて、成果を出せば昇格できる会社が合う。決める権限を渡されると、迷わず力を出せる。
合わない環境
何も決まらない会議が続く職場、責任の所在があいまいな組織、年功だけで役職が決まり成果が昇格につながらない会社。
昇格の条件と決める権限の範囲を確かめる。面接で「この役職では、どこまで自分の判断で決められますか」と聞く。答えがあいまいな会社では動きにくい。
05回す人の発信の仕方
SNSやブログで発信するとき。流行りのやり方より、回す人が続けられて届く形があります。
向いている媒体
考えをはっきり言い切る話し方が強みになる。仕事術や意見をテンポよく出せる場で、数字や実例を添えた発信が聞き手の判断を助ける。
発信する内容
現場をまとめた経験からの仕事術が届きやすい。「会議を30分から15分に縮めた3つの決めごと」のように、結果の数字と打ち手をセットで出す。若手リーダーの悩みに答える形が続けやすい。
話し方・続け方
顔出しはどちらでもいい。声と言い切りで信頼が伝わる。曜日と時間を決めて定期配信する。結論、理由、具体例の順で話す。投稿数と反応を毎月表にすると、改善が回る。
発信の落とし穴
正論を強く言い切り、反論とのやり合いで時間を取られやすい。炎上を集客に使う流行りのやり方は合わない。断定は自分の経験の範囲に絞り、違う意見には一度だけ返して終える。
06その一言、こう言い換える
言っている中身は同じ。回す人がつい言いがちな一言と、伝わりやすい言い換えです。
いつものなんでまだ終わってないの?
言い換えここまで進んでるのは助かる。残りはいつ終わりそう?
いつもの普通こうするでしょ
言い換え私はこのやり方がいいと思う。理由はこう
いつもの言ったとおりにやって
言い換えゴールはこれ。やり方は任せるから、困ったら言って
いつものそれ、間違ってる
言い換えここを直すともっと良くなる
いつもの時間のムダ
言い換え時間が限られてるから、まずこれを決めよう
07場面別の振る舞い方
職場、家族、恋愛、人づきあい、学校。20の場面それぞれで、狙うといい立ち位置、ありがちな失敗、こうすると良いこと、きっかけがないときにできることをまとめました。
仕事
初めての職場
入社・異動・転職して最初の3か月狙う立ち位置「すぐに戦力になる人」
前の職場のやり方を持ちこんで、まわりに押しつけてしまう
最初は「ここのやり方」を覚えることに集中する。仕切るのは信頼を得てから
わからないことは近くの人に聞き、答えには「なるほど、ありがとうございます」で返す。意見を言うのは一か月あとでいい。
上司と
報告・相談・意見の伝え方狙う立ち位置「現場を任せられる部下」
上司の決め方に不満があると、まわりにこぼしてしまう
不満は上司に直接、提案の形で。陰で言わない人は一番信頼される
報告は結論から30秒で済ませ、最後に「気になる点はありますか」と聞く。短く、聞く姿勢もある部下は任されやすい。
同僚と
同じ立場の人と、ちょうどいい距離で狙う立ち位置「仕切ってくれる同僚」
同僚の仕事ぶりにまで口を出して、嫌がられる
自分の担当以外は、頼まれたときだけ手伝う
してもらったことには、中身を一つ添えて礼を言う。「あの資料、見やすかった。ありがとう」。具体的な一言は覚えてもらえる。
お客さんと
取引先・顧客・来店されるお客さま狙う立ち位置「段取りが確実な担当者」
お客さんのやり方を「普通はこうです」と否定してしまう
「御社のやり方に合わせると、こうなります」と相手のやり方を立ててから提案する
進み具合を週に一度、短く報告する。言われる前に報告する人は、それだけで信頼される
商談
取引先への提案・条件の交渉狙う立ち位置「話が早く、確実に進める人」
自社の都合で話を進めて、相手が置いていかれる
「御社のスケジュールに合わせると」と相手の段取りから話す
商談の翌日に、決定事項と次の期限を箇条書きで送る
クレーム対応
お客さまや取引先からの苦情・トラブル狙う立ち位置「きっちり片づけてくれる人」
相手の言い分の間違いを指摘して、こじらせる
間違いの指摘はしない。「確認したところ、このようになっていました」と事実だけ伝える
対応の手順を一枚にまとめておく。誰が受けても同じ対応ができる
後輩・部下に
教える・任せる・注意する狙う立ち位置「はっきり教えてくれる先輩」
言い方がきつくなり、後輩が萎縮する
注意する前に、できていることを一つ言う。言う内容は変えなくていい
指示を出したら、最後に「わかりにくいところある?」と一言足す。聞き返せる空気があるだけで、ミスが減る。
リーダーになったら
チームや係をまとめる立場狙う立ち位置確実に回す「現場のリーダー」
全部を自分でチェックしようとして、メンバーが指示待ちになる
任せる範囲をはっきり決めて、その中は口を出さない
朝、メンバーに「今日、困っていることある?」と一言聞く。チェックより先に聞くと、報告が自然に集まってくる。
家族・恋愛
パートナー
夫・妻など、一緒に暮らす相手と狙う立ち位置「家を回す人」
相手のやり方にダメ出しして、家事をやらなくなる
やってくれたら、やり方が違っても「ありがとう」だけ言う
帰ったら、家事の話の前に「今日どうだった?」と聞く。用件より先に相手の話を聞くと、指示っぽさが消える。
恋人
付き合っている人、付き合い始めの人と狙う立ち位置「頼りがいのある人」
相手のやり方に口を出しすぎる
相手のやり方が違っても、結果が同じなら何も言わない
「お疲れさま」を毎日一回。言葉にすることで、頼りがいに温かさが加わる
子ども
自分の子どもと向き合うとき狙う立ち位置「しっかりした親」
命令口調が多くなり、子どもが反発する
「〜しなさい」を「〜しよう」に変える。一緒にやる形にする
子どもに声をかけるときは、しゃがんで目の高さを合わせる。同じことを言っても、上から言うより聞いてもらえる。
義実家
配偶者の家族と過ごすとき狙う立ち位置「頼れる段取り役」
義実家のやり方に「こうしたほうが」と口を出す
求められたときだけ手伝う。それ以外はお客さんでいる
口を出したくなったら、「これ、どうやって作るんですか」と聞く側に回る。教わる側になると、義家族はうれしい。
親
自分の親と、大人どうしとして狙う立ち位置「頼れる段取り役」
親のやり方に「こうしたほうがいい」と指示ばかりになる
親のやり方で困っていないなら任せる。口を出すのは、安全とお金のことだけ
電話では、用件の前に「最近、体の調子どう?」と聞く。気づかいが先にあると、親もこちらの話を聞いてくれる。
人づきあい
友達
学生時代の友達・大人になってからの友達狙う立ち位置「頼れる幹事の友達」
アドバイスのつもりで、友達に説教してしまう
相談されたら、まず最後まで聞く。答えを言うのは「どうしたらいいと思う?」と聞かれてから
集まりの日程調整を引き受ける。段取りの得意さが、そのまま友達の役に立つ
ママ友
園や学校の保護者どうし狙う立ち位置「段取りが上手な人」
正論で押して、「怖い人」と思われる
意見は「〜したらどうでしょう」と提案の形に。決まったら率先して動く
自分の話より、相手の話に「それでどうなったの?」と一つ質問する。聞き役に回ると、怖い印象がやわらぐ。
パパ友
園や学校、習い事で会う父親どうし狙う立ち位置「行事を回してくれる頼れる人」
やり方の違う父親にダメ出しして、ぶつかる
自分の担当以外は口を出さない。頼まれたら全力で手伝う
行事の前に「何か運ぶものありますか」と聞く。段取りの得意さが、そのまま居場所になる
パーティ・集まり
飲み会・交流会・結婚式など、人数の多い場狙う立ち位置「幹事役」
進行にこだわって、場を堅くする
段取りは最初と最後だけ。真ん中は自分も楽しむ
話しかけたら、自分の話は短くして、相手に質問を二つする。仕切らない場では、聞き役のほうが好かれる。
習い事
教室・ジム・サークルなど狙う立ち位置「計画的に上達する人」
先生の進め方に不満を持つ
自分の目標を先生に伝えて、一緒に計画を立ててもらう
練習のあと、先生に「今日のポイントは何でしたか」と一言聞く。答えを書きとめておくと、自分で計画を立てやすい。
学校
学校・クラス
クラス・部活・グループ狙う立ち位置「頼れるまとめ役」
ルールを守らない人を責めて、ぶつかる
なぜそのルールが必要かを説明する。責めるより、納得してもらうほうが早い
人のやり方が気になったら、口を出す前に「それ、どうやってるの?」と聞く。理由を聞けば、責める言い方にならない。
部活
部活動・チーム狙う立ち位置「規律を守る主将」
厳しすぎて、後輩が萎縮する
厳しくするのは練習中だけ。練習のあとは声をかけて労う
後輩の名前を呼んで「今のよかった」とその場で言う。注意と同じくらいの回数で言えば、厳しさが伝わりすぎない。
08回す人への伝え方
周りにESTJらしい人がいるとき。見分ける手がかりと、伝わりやすい言い方です。
段取りと役割分担をすぐ決める。はっきりものを言う
「誰が・何を・いつまで」を先に言う
だらだらした相談。責任のあいまいな頼み方